1年生の学級担任。10人の学級で、教科指導から生活指導まできめ細やかに行っています。校務分掌では、特別支援教育コーディネーターや教務部としての役割があり、特別支援教育コーディネーターでは主に通級指導に関わる業務、教務部としては授業変更等に関わる業務を行っています。
小学校の教員である父の背中を見て教員を志しました。父はいつも私の思いや考えを尊重してくれて、私個人をしっかりと認めてくれていたなと感じています。
私も父のように相手の思いを大切にする教員になりたいと思いました。今でも仕事でうまくいかないことがあったときなど父に話を聞いてもらうと、初心に戻ることができる気がしています。
教員の仕事をしていると、毎日新たな発見があって、子どもたちと一緒に学ぶことができますし、毎日元気をもらっています。子どもたちの成長を近くで見ることができるって幸せなことだなとも思います。
バックパッカーや青年海外協力隊として、海外に4年間行っていました。その中で自分の価値観が大きく変わりました。その時に見たことや感じたことなどを教材化して、これからも子どもたちに伝えていきたいと思っています。
私が青年海外協力隊として活動していたエチオピアは経済的に貧しい国でしたが、とても心豊かな生活をしていたと私は思っています。貧しい中でも相手への思いやりや助け合いの心が常にあり、私自身もたくさん支えてもらい、心の豊かさを学びました。
日本に比べ、学習道具は揃っていませんでしたが、「身近に今あるもので最大限のことをして、最大限のものをつくる」とか、「ないから、こういうふうにしよう」と改善策を考える力は、海外での経験で培ったものです。
海外生活を始めるまでは、神奈川県の小学校で勤めていました。帰国後、1年間ほど島根で講師をしていたことがあります。その時の出会いや経験が島根に戻ろうと思ったきっかけかなと思います。
神奈川県での日々は、自然の中から季節を感じることがあまりありませんでした。今は車を運転しながら、「すすきがきれいだな」「コスモス咲いているな」「子どもたちと秋の話ができるな」など季節を感じています。生活科の授業でも、たくさんの自然物や生き物とふれあうことができます。学校のすぐ側で栗や銀杏の葉を拾ってきたり、校庭でムカゴを探したりしました。地域の農家を訪れてひよこや牛とふれあったりもしました。そういう貴重な体験ができるので、やっぱり島根っていいなと思います。
休日は、一人で走ったり、友達と走ったりしてリフレッシュしています。走ることが大好きなので、毎週走って楽しく過ごしています。